2023年の年間最多勝、石垣島が波照間4連覇を阻止

このサイトでは、気象庁「毎日の全国観測値ランキング」から日最高気温、日最低気温、日最大瞬間風速、日降水量が全国1位(富士山、南鳥島、昭和基地を除く)だった観測地点をフォローしています。

日最高気温(20192020202120222023
日最低気温(20222023
日降水量(2020202120222023
日最大瞬間風速(20192020202120222023

2023年の4部門年間最多勝は次のとおりでした。

日最高気温は石垣島

最高気温は石垣島がアメダス最南端・波照間(はてるま)のV4を阻止しました。

19年20年21年22年23年所在
石垣島1727383740沖縄)石垣市
波照間4357735934沖縄)竹富町
父島5248383633東京)小笠原村
南大東1720111922沖縄)南大東村
盛山141951420沖縄)石垣市
西表島92213914沖縄)竹富町
仲筋333111112沖縄)多良間村
大原2418310沖縄)竹富町
伊原間2111134沖縄)石垣市
鏡原1101743沖縄)宮古島市
志多阿原47沖縄)竹富町
▲日最高気温1位の回数

アメダス波照間は2度移転してます。現在地で観測を始めたのは2002年2月ということです。年平均気温は石垣島のほうが若干高く、移転翌年以降は石垣島の全勝です。ただ、冬季(12月~3月)に限定すると、波照間島のほうがやや優勢です。

波照間と石垣島の年平均気温
気象庁>石垣島(沖縄県)年ごとの値 主な要素 など

平均気温が高い石垣島のほうが1位の回数は多くてよさそうなものです。石垣島にはアメダス観測所が3地点ありますが、波照間島には波照間しかありません。石垣島内で分散してしまうため、独占できる波照間が1位の回数としては優位だったものと思われます。

石垣島と波照間島
石垣島と波照間島(地理院タイルを加工)

2023年も10月までは石垣島をリードしていましたが、11月1日からの石垣島5連勝で逆転されてしまったのでした。

波照間石垣島
1月12
2月45
3月1112
4月1715
5月2218
6月2618
7月2618
8月2618
9月2623
10月3128
11月3238
12月3440
▲2023年

年間の最高気温は梁川小松の40.0℃でした。

日最低気温は陸別

日最低気温の年間最多勝は移転効果なのかアメダス陸別でした。63勝で圧勝です。王者の貫禄を見せつけたかのような印象です。

22年23年所在
陸別2763北海道)陸別町
薮川3125岩手)盛岡市
野辺山1924長野)南牧村
朱鞠内1922北海道)幌加内町
菅平2018長野)上田市
沼川2017北海道)稚内市
▲日最低気温1位の回数

年間の最低気温は朱鞠内のマイナス32.6℃でした。陸別はアベレージ・ヒッター、朱鞠内はロング・ヒッターです。

日降水量は屋久島

毎年混戦となる降水量1位の年間最多賞は屋久島でした。とくに意外でもありません。屋久島もこの分野では王者です。

20年21年22年23年所在
屋久島73710鹿児島)屋久島町
母島8527東京)小笠原村
八丈島96126東京)八丈町
鹿野5246鳥取)鳥取市
父島7665東京)小笠原村
宝島2315鹿児島)十島村
青ヶ島2464東京)青ヶ島村
与那国島33103沖縄)与那国町
能生6463新潟)糸魚川市
三宅島4063東京)三宅村
南大東3842沖縄)南大東村
中之島7661鹿児島)十島村
厳原7201長崎)対馬市
▲日降水量1位の回数

えびの高原や魚梁瀬があまり顔を出さない分野だけに、屋久島の安定感が際立ちます。地味ながら3位タイに割り込んだ鹿野の存在が目を引きますが、やはり周囲にライバルがいないとうことなのだと思われます。

日最大瞬間風速は絶対王者・えりも岬

これまでもそうだったのでしょうし、これからもずっとそうなのだろうというレベルです。単勝では1.0倍しかつけられません。

19年20年21年22年23年所在
えりも岬6062504854北海道)えりも町
飛島917303835山形)酒田市
宗谷岬1517133118北海道)稚内市
本泊119111414北海道)利尻富士町
八戸1381611青森)八戸市
室戸岬12141449高知)室戸市
石廊崎5712107静岡)南伊豆町
雲仙岳698106長崎)雲仙市
八丈島610695東京)八丈町
銚子549113千葉)銚子市
▲日最大瞬間風速1位の回数

コメント

タイトルとURLをコピーしました